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ジ・ゴ・ロ (1巻)
著者  :檜垣憲朗・早乙女正幸
出版社名:グループ・ゼロ
掲載誌 :ダイナマイトコミックス

ジ・ゴ・ロの詳細

あらすじ:

警備員のバイトをしていて、外車で美女を連れた横暴なホスト・島田を見て、ホストになる決心をする上杉と加藤。ホストクラブ『アメリカン・ドリーム』に面接に行くが、高級な背広とダンスを身につけてこいと言われる。加藤は実家の質屋から、高級時計やライターを持ち出し、上杉は日本そば屋の女将を口説き落としてスーツを買って貰って、二人とも採用された。上杉は島田の連れていたソープ嬢のひとみを横取りし、ファッション・デザイナーの香も自分の指名客にすることに成功する。だが復讐を狙う島田が、麻衣子を差し向けた。金持ちの上客を装い、ツケを溜めていく麻衣子。300万円もの売り掛けを被った上杉は…?

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シリーズ

    • ジ・ゴ・ロ
      (2)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      香が300万円を出してくれて、何とか窮地を脱する上杉。日本の政財界の令嬢が集まっている征倫女子大の愛を練習していた社交ダンスで口説き、デートへ。客として来店させることに成功するが、清純な愛を客として考えられなくなった上杉は別れを告げた。香が銀座のクラブへ上杉を連れて行き、ホステスに渡りを付けてくれる。女子大生でわがままだが、金離れの良いエリカ。プロ意識が強く物わかりが好いが、財布のヒモは堅い? 陽子。一番の売れっ子の温子、の3人が来店した。しかし三人ともが上杉を巡って争い始めたので、誰か一人を選べと言われた上杉は、一番縛ってこなさそうな温子を選ぶ。
    • ジ・ゴ・ロ
      (3)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      先輩ホストの石川は客に店ではなく、外で金を使わせるタイプ。自分で店を出す予定があり、上杉をスカウト?島田がまた上杉に突っかかり、№2の沢村が上杉の味方に付く。上杉は借りをなくすために、ひとみを島田に返した。そして麻衣子が島田の女だったことを突き止める。店長は退店する石川共々島田を切り、島田の退職金の300万円を上杉に渡した。作詞家の祥子が店に。客になると言う条件で、ロックンローラーのコージとナンパ合戦をさせられ、遊ばれる。だが最後のゲームで、ターゲットが祥子自身だったことを見抜いた上杉が勝利を収め、見事祥子を持ち客にすることに成功した。
    • ジ・ゴ・ロ
      (4)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      芸妓の由里恵を自分の客にしようと努力する加藤だったが、魂胆が見え見えになって失敗。またヘルプからやり直す決心をする。派手な宣伝をするライバル店『トップ・ダンディ』のマネージャーが、上杉をスカウトしてきた。そこのホスト・東村が、実力主義の店だと上杉に宣戦布告。色々な店を偵察した上杉は沢村や女たちに相談したした結果、武者修行のつもりで『トップ・ダンディ』に移る決心をした。最初の客・由加とデートして抱くが、次の来店であっさり黒沢に奪われる。香にも他のホストが次々とアプローチしてきた。黒沢を偵察した上杉は、多くの女とこまめに逢っているバイタリティーに感心。守りに入ったら負けだと、気を引き締めた。
    • ジ・ゴ・ロ
      (5)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      金の尽きた客・冬子に冷たい浦川。冬子の友人で金のある真由美に乗り換えようとする。上杉は冬子を慰めた。真由美は上杉を指名。だが強引に真由美の車に乗り込んだ浦川は、真由美を酔わせてベッドに連れ込もうとした。それを救った上杉は真由美を抱くが、「もう店には来ないで」と諭す。香が六本木№1のホスト・恭兵に上杉を会わせた。恭兵からホストの心得を学ぶ上杉。温子が東村と同伴する。迷いのある温子は、真由美を抱いた残り香を着けたまま会いに来た上杉に別れを告げる。しかし黒岩も袖にされた。ホスト食いと噂の高い真紀子が、上杉を指名する。セックスしたが、真紀子は上杉をアマチュアだと酷評した。
    • ジ・ゴ・ロ
      (6)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      真紀子を他の女客とのトラブルから助け、またベッドを共にする上杉。真紀子から、女の心を掴むSEXをレクチャーされた。東村の客・さゆりを狙った上杉はデートして抱き、奪うことに成功する。またソープ嬢を客にするために、ソープへ向かった上杉と加藤。別行動を取った加藤は、ホテトル嬢のエリと知り合った。加藤について店に来たエリは、№3になった永野を見つけると、札束で引っぱたく。実はエリは、永野のために身を持ち崩していた。永野は加藤からエリの電話番号を盗み、配下の守屋を使ってエリをハメようとする。上杉と加藤がそれを阻止した。来店した酔っぱらいの慶子は、上杉に1500万円出す。その条件は…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (7)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      私が声を掛けたらいつでも身体を空けておいてという、慶子の申し出を断る上杉。慶子は次に来たときから、友人の女たちに上杉を指名させ、自分が同席することで独占を図った。実は慶子は、悪徳サラ金の『クレジット・TOPS』の女社長。客になってくれたソープ嬢の静香や香の援助を受けてベンツを買う上杉。それで慶子をドライブに誘い、自分は女性に夢を売った代償しか手にしないと諭した。金で動かない男がいたら、惚れてやるよと慶子も話す。新人ホストの二瓶が入り、上杉らに世話が任された。しかし二瓶はストリッパーのマリに入れ込み、無断欠勤を重ね、勝手に引越、同棲までしてしまう。ホスト失格だった。
    • ジ・ゴ・ロ
      (8)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      №2だった剣崎が、石坂を抜いて№1になる。東村も剣崎派に。久しぶりにきた真紀子が、上杉に嫌がらせをする東村や剣崎に喧嘩を売った。石坂も剣崎も、上杉を自分の派に引き入れようとする。上杉はわざと剣崎派に入って、一泡吹かせてやろうと決意した。剣崎が自分の客・奈津子に上杉をつける。上杉は知らずに嫌いな酒を出してしまい、怒られるが、奈津子はグルではなかった。気っぷの良い奈津子ととことん飲んで、気に入られる上杉。奈津子は上杉の客に。クラシック・コンサートで逢ったバイオリニストの淳子が、上杉のベンツにオカマを掘ってしまい、上杉は車を替える。淳子は来店するが、清純すぎる淳子に、どうも気の乗らない上杉。
    • ジ・ゴ・ロ
      (9)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      淳子はヨーロッパに発った。神社で名刺を渡したさなえが、店に通い始める。さなえが好きなみつぐ君の茂野が怒鳴り込んできて、胸が痛んだ上杉はさなえを切ろうとした。しかし石坂にも沢村にも心得違いを指摘される。お前が騙さなくても誰かが騙す。一番良い夢を見させてやれと。さなえを取り戻せるかどうかで、プロの真価が問われると割り切った上杉は、さなえに詫び何とか仲直りした。羽振りの良い社長夫人・貴子が上杉を気に入るが、浦川が上杉に席を外させて貴子に付こうとする。そこへ剣崎、永野、瀬川が割り込んで、争奪戦になった。永野と組もうとした浦川が、まず脱落。ホスト達が、自分の取り合いをしていると気づいた貴子は…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (10)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      東村と組む永野。しかし潰されたのは永野で、東村と上杉の一騎打ちとなった。まず東村が貴子とデート。そして上杉…。結果ドローに終わったが、貴子がただ二人を振り回して楽しんでいただけと判り東村が降りた。貴子の寂しかった気持ちを見抜いた上杉は、満たされない部分を埋める付き合いをしたいと言い、貴子の心を掴んだ。ドライブで知り合った良子が、加藤を指名で来店する。だがそれはホスト嫌いの良子が、週刊誌にホストの悪口を書くためだった。写真を使われ、居場所の無くなる加藤。懸命に良子の誤解を解き、逆に良子を自分の客にした。石坂派の横井が、仲間の客にちょっかいを掛けて石坂派を抜ける。香が襲われた!
    • ジ・ゴ・ロ
      (11)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      怒る上杉に、石坂は構うなとなだめた。ホストとして最後の賭けに出ている横井。しゃにむに女を呼び、来なくなると自分の金で遊ばせる。石坂は脇役に甘んじていた横井に謝った。辞めていく横井。上杉は画商のパーティに潜入して、イラストレーターの麻美を来店させた。しかしその後、デートはするが店に来ようとしない麻美に振り回される。一計を案じた上杉は、麻美とのデート中に静香に来て貰い、同伴した。怒った麻美が来店する。丁度来たさなえも利用して、散々焦らして麻美を落とすことに成功する上杉。酔っぱらいの泣き上戸・冴子。毎日開店と同時に来て、閉店までいる。さなえと帰って部屋に入ると、追ってきた冴子が…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (12)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      さなえに嫌がらせを始めた冴子を切る上杉。しかしさなえは、どこかに引っ越してしまった。ホスト志願の激ヤバ男・氷室が入店。ハントしてきた女にヤクザが…。実はホスト専門の美人局だった。氷室は逆にやっつけて女を奪い、自分で美人局をやらかす。だが沢村の友人をカモにしたために、ぶちのめされた。和解の条件として沢村は、5千万円払うか、『アメリカン・ドリーム』の客を一人奪ってみろと宣言。氷室に出来なければ、永久追放で、上杉には『アメリカン・ドリーム』に移って貰うと言う。氷室は一直線の口説きで沢村の客・沙織をモノにした。貧乏臭い女が来店。上杉だけが相手をするが、実はベストセラー作家のあずさだった…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (13)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      あずさの残したボールペンの謎解きに失敗した上杉は、懸命に気を引こうと攻勢を掛けた。来店したあずさは、財界人のパーティで上杉を馬鹿にさせる。卑しめられた上杉は、プライドを懸けて反論した。胸を打たれたあずさは、そのうち店に行くわと約束する。悪名高いホスト・鮫野の一派が入店してきた。麻美の車に細工をして助け恩を売ると、自分の持ち客の女に麻美の絵を買わせて関心を引く。上杉はわざと麻美に絶交宣言させて、ツケで大金を使わせる鮫野の手口を経験させた。麻美は鮫野の企みを知り、店長に報告して鮫野への売掛金全てを、上杉の売り上げに回した。そして上杉の前に、指名したホストが№1になると言う噂の克子が現れる。
    • ジ・ゴ・ロ
      (14)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      ソープの客・藤山の求愛に揺れる静香。上杉に相談しようとするが、克子に気が行っていた上杉は相手に出来なかった。静香は藤山を選び、上杉に別れを告げる。落ち込む上杉だが、やり直しを誓ったところで、店長から名古屋のホストクラブへの助っ人を依頼された。上杉は加藤と共に、名古屋栄町の『ハーフムーン』へ。店長は西田。上杉達は早速客をハントしてから入店。VIPルームにいた麗子が実はオーナーであると知らされる。上杉達の役目は、近日店をたたむホストクラブ『ZOO』の客を奪うこと! ライバル店『ガリバー』は、すでに『ZOO』の№1と№2のホストを獲得していた。最初のターゲットは、京都の華道の家元・弥生…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (15)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      弥生を探っている男に気づく上杉。家元の座を狙う造反組が、探偵を雇っているらしい。上杉はその男を逆につけて、依頼主を突き止めた。それは弥生の義弟で、弥生の素行を暴いて家元の座を奪うつもりなのだ。上杉からの情報で危機を脱した弥生は、上杉の客となった。三浦の女・かよ子が上杉に指名替えし、その友人の直子も上杉につく。上杉にぞっこんになった直子を、かよ子はわざと挑発し、上杉を譲る代わりにと金を要求した。別荘を売り払って、金を工面することになる直子。先輩ホストの桜井に忠告されて、そのことに気づいた上杉は、直子から事情を聞いて三浦とかよ子の元へ。自分の取り分を要求した。
    • ジ・ゴ・ロ
      (16)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      一芝居打ち、会話を録音しておいて店で三浦とかよ子の企みをばらす上杉。店にいられなくなって、三浦は去った。実力者の戸鎌が、配下のホストを使って香を陥とそうとする。上杉がスキー場でハントしてきた千恵美達や、直子にまで声を掛けた、戸鎌配下のホスト達。上杉を直子からの電話を装って呼び出し、千恵美の席に着こうとする戸鎌だが、そこへ桜井が割って入った。結局桜井が、千恵美を奪ってしまう。上杉は年商200億円の『ハピネス・ブライダル』の社長・麗美を、ターゲットに決めた。コンタクトを試みるが、失敗。なかなかの強敵か?
    • ジ・ゴ・ロ
      (17)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      アプローチを続け、やっと『ハピネス・ブライダル』に招かれる上杉。キャンセルになりそうなカップルに、予定通り挙式させれば、望みを叶えてやると麗美が約束する。見事壊れかけたカップルの仲を取りもってやり、上杉は麗美を自分の客にすることに成功した。クラブのオーナーママ・しのぶが、加藤を贔屓にし、店の№1にしてあげると請け負う。加藤は舞い上がり、仲間の反感を買うが、本当に№1になった。しかしそれは、単なるママの遊びだった。1ヶ月だけの夢に終わり、独り立ちを決意した加藤は、上杉の元から去る。山崎が加藤の代わりに上杉のヘルプに入った。しかし女弁護士の美由紀が店を訪れ、山崎が告訴されていることを告げる。
    • ジ・ゴ・ロ
      (18)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      山崎に貢いだ客・沢田和江へ5百万円返さなければ、告訴されることに。店から前借りして返却させる上杉。オーナー・麗子の前借りさせる条件は、弁護士の岡本美由起を上杉の客にすることだった。金を返し、ついでに美由起にアプローチする上杉。そんな中、落とした手帳を届けたのがきっかけで、尾沢美代と知り合う上杉。途端に弥生が上杉と一緒にいるところを写真に撮られ、スキャンダルになって弥生は店に来れなくなった。何者かの陰謀?やがて『ガリバー』のホスト黒岩が糸を引いていると判る。美代は黒岩の仕掛けた罠だった。だが何故? じつは黒岩は元『ZOO』のホストで、弥生は彼の持ち客だったのだ。
    • ジ・ゴ・ロ
      (19)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      美由起に依頼して、美代の正体がSilver Foxという詐欺のプロだと判る。黒岩が依頼して、つけを溜めた後逃げる予定だった。高飛び寸前に二人を押さえ、金を回収して黒岩を追放する上杉。そして美由起は、上杉の客になった。クラブのホステス・チカが、上杉に通う。本気で迫られヤバイと感じた上杉は、自分を独占できないことを麗美を使って教えた。突然氷室がやってきて、加藤が大阪で大変な事になっていると告げる。先輩ホストの大竹に誘われて、主任として彼の出した店『ダークシャドウ』に移ったのだが、不良ホストばかりで、店の評判は最悪になっていた。
    • ジ・ゴ・ロ
      (20)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      『ダークシャドウ』立て直しに力を貸す事にした上杉。大竹は金策に奔走しており、店はボロボロになっていた。不良ホストを全員クビにする大竹。上杉は香に頼んで店でファッション・ショーを開いて貰った。弥生も噂を流し、客が殺到する。モデルの男達にホストのバイトを頼んで、店が立ち直ったと確信した上杉は名古屋に帰る事にした。加藤は先に東京に戻り、上杉を待つと約束。『ハーフムーン』に戻った上杉は、北条レジャーグループの女社長・北条映子を客にしようと動くが、映子はホストクラブ経営を狙っており、店を買収しようと考えていた。上杉は麗子に相談し、話に乗ったフリをして…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (21)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      映子の狙いはホストの引き抜きだった。桜井の協力を仰いだ上杉は、全て上杉が画策したかのようにホスト達に話して貰う。そうして店の結束を固めて引き抜きを阻止し、悪者になって店を去った。東京に戻った上杉は、『トップ・ダンディ』では石坂が去った後東村が№1になっている事を知る。自腹を切って美容師のなつきを店で接待する上杉。ヘア・サロンの上流階級の客を呼んでくれるなつき。女優の片倉志穂にアタックすると、マネージャーの吉田が店にやってきて、上杉に一晩の値段はいくらだと聞いた。ホテルで志穂に「金で寝ろ」と言われた上杉は断る。すると志穂は、店に俳優の加納を連れてきて、嫌がらせを…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (22)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      志穂の様々な重圧を取ってやってと、吉田に頼まれる上杉。加納が志穂を襲う現場に遭遇して、志穂を救い、慰安の夜を…?初見の柳沢友子が上杉の客になるが、彼女は新宿中のホスト業界を陰で仕切っているドン・剛田武雄の客だった。上杉にホストを続けたかったら、1ヶ月以内に『トップ・ダンディ』で№1になれと命令する。なつきの情報でプロ野球のスター選手・若林の妻を知る上杉。若林は上杉の稼ぎに協力する見返りとして、夫の不倫相手・橋本リカを落とせと言った。逢い引き現場でリカと若林の妻を鉢合わせさせて、別れさせる上杉。若林の妻は4百万円の売り上げ強力をした。だが東村も攻勢を掛ける。果たして№1争いは?
    • ジ・ゴ・ロ
      (23)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      土壇場に、友子が友人を送って上杉をヘルプした。№1は上杉に!ホストクラブ『X』が潰れ、№1の水谷と№3の川上が『トップ・ダンディ』に移ってきた。自分の客で店内を一杯にした水谷と東村が衝突、全面戦争へ。川上の上客を調べる上杉は、それが克子であることを知った。上杉は克子に、自分に指名替えすることを頼む。東村の客・のぞみをヘルプの大久保が取り、水谷に走った。だが暫く店を休んでいた東村は、水谷の客をゴッソリ横取りする。そして大久保は、実は東村のスパイだった。名古屋時代の上杉を調べた克子は、麗子に会う。そして克子は、上杉に指名を変えた。
    • ジ・ゴ・ロ
      (24)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      クラブ『ローズ・ウッド』のホステス・ありさをゲットする上杉。ホストに嫌悪感を持つママに止められて、ありさは来なくなり代わりに好絵が上杉の元に通うが、つけを溜めて行方不明になった。上杉に悪い噂が流れ、なつきが怒る。好絵を探す上杉。川上の仕業かと思い、喧嘩しかけるが、そこへありさが…。『ローズ・ウッド』のママが仕掛けていたと判った。好絵を呼び出した上杉は、店で志穂と話させる。ありさと好絵は、上杉の客として復帰した。ホスト達に金をばらまく客、美樹。やっていた自分の店が潰れて、借金漬けで自棄糞になっていた。惨めに生きるより、死を願う美樹は…。
    • ジ・ゴ・ロ
      (25)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      結局美樹を救う事が出来なかった上杉。沢村にもっと力を付けろとハッパをかけられ、決意を新たにした。インテリ大学生ながら遊び人の小早川が、新人ホストとして入ってくる。志穂に狙いを定め、スタイリストの助手をたらし込んで、志穂のスケジュールを調べた。ホストはゲーム?志穂が小早川を指名した。上杉の反撃を楽しみにする小早川だが…。上杉は小早川のスポンサーが、いずれ入社する約束になっている会社の女社長・奈美である事を知ると、奈美と志穂を同時に店に呼んだ。力の違いを見せつけ、小早川にはホストの資質があるが、張り切りすぎてルールを無視しては大怪我すると忠告する。
    • ジ・ゴ・ロ
      (26)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      克子に誘われ、財界有数の集まり”弥生会”パーティに出る上杉。そこで津本信子の出会う。上杉の通うダンス教室にやって来た信子は、克子から自分に鞍替えしろと迫った。店にもやってきて、ホテルに誘ってくる。ヤバイ女?上杉は信子に、1千万円で克子から乗り換える約束をした。長年のライバルで、克子に屈辱と敗北感を与えたい信子。二人同時に客にすることを狙う上杉。見事1千万円をゲットした上杉は、信子に店に来る度に少しずつお返しする約束をして、まんまと信子も客にした。
    • ジ・ゴ・ロ
      (27)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      テレクラで、コギャルの優とミキに引っ掛かってしまう加藤。店に連れてくるが、自腹。中年男性をスポンサーに連れてきたり、援交しようと上杉に迫る。追い返した上杉達は、優に頼まれたちんぴらに襲われるが、氷室が返り討ちにした。上杉は優と付き合って、惚れさせてから忠告する。火遊びもいい加減にしないと、上には上がいると思い知らせたのだ。プロ野球スター選手だった清原が、ホストに転身。大阪の『ダークシャドー』から休みを取って上京し、『トップ・ダンディ』に来た。上杉の当たりを付けていた№1ホステス・沙弥を自分の客にする。だが次の来店では、沙弥は上杉と清原の二人を指名した。
    • ジ・ゴ・ロ
      (28)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      若林の妻が清原を指名し、過去の栄光にすがっていると、利用されるだけで終わりだと苦言を呈した。清原に、店にプロ野球選手を連れてきてと沙弥が頼む。やっと二人だけ呼んだ清原だったが、店にはすでに若林に呼ばれたスター選手達が大勢いた。翌日№2のホステス・順華を伴ってきた上杉は、沙弥は若林達とのコネが出来たからもうこないと告げる。ホストの心得を学び、大阪へ帰る清原。若林の知人・杉本陽子に、妹の真理がたちの悪いホスト・ケイゾーに貢がされているとの相談を受けた上杉は、沢村や石坂、黒沢も巻き込んだ歌舞伎町ホスト戦争に巻き込まれる事になった。店ぐるみで悪徳商売をしている『ヒールズ』とは…?
    • ジ・ゴ・ロ
      (29)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      『ヒールズ』の指揮を執っているのは、諒というホストだった。沢村をたらし込むために送られた美奈を糸口に、探りを入れる上杉達。沢村が自分の持ち客を『ヒールズ』に送り込み、クスリを使った諒の手口を探り当てた。気づかれた事を知って、クスリを処分しようとする諒。探偵の加賀と連絡を取ってその後を追った上杉は、黒幕が島田だと知った。沢村にクスリを仕込んで罪に落とそうとした島田だが、失敗。歌舞伎町全ホストが集合して、島田と諒を追放する。パブの娘達が来店。その一人亜矢香が、パブをクビになった。その後も『トップ・ダンディ』に来店するが、マネージャーがなぜか亜矢香を追い返してしまう。
    • ジ・ゴ・ロ
      (30)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      亜矢香を要注意人物だと言っているのは、警察?上杉も監視されている気配があった。亜矢香に保護者が必要だと言い寄ってくる謎の男・深井。亜矢香(本名・村瀬恵利)の保護観察をしていた弁護士だった。また正体不明の木崎という男が、上杉達の周辺に出没し始める。上杉が彩香と話している時に矢が飛来した。狙われたのは上杉?覚悟を決めて深井と対決しようとする亜矢香。上杉が駆けつけ、深井の企みを糾弾する。上杉を襲った深井を、木崎が現行犯逮捕した。深井は法の権力を使った、たちの悪いストーカーだったのだ。木崎は仲間の刑事も利用されている事を知り、深井を探っていたのである。
    • ジ・ゴ・ロ
      (31)
      檜垣憲朗・早乙女正幸
      最終巻。浅草の店から『トップ・ダンディ』に移ってきたホスト・前波哲也。やり口は強引で、上杉の客・寿美を横取りする。夢を与えるのではなく、愛する男として存在するのが前波の方針だった。だがそのために、前波に客を奪われた赤坂のホスト・堀内達の恨みを買い、女たちが拉致されてしまう。前波は女を見棄てる振りをして上杉達に手を引かせ、自分独りで堀内の元に出向いた。しかしそうと知った上杉達も、前波と女たちを助けに動く。危ういところで氷室と加藤も応援に駆けつけ、堀内達を潰すことに成功した。海外で数々のグランプリを受賞して日本に帰ってきた香を出迎えた上杉は、報道陣の問いかけに『ジ・ゴ・ロ』だと名乗る。

読者の感想

【かったるい毎日からきらびやかなホストの世界に殴り込む!】夜中に工事現場の警備員をしているときに、ジャガーを乗り回して羽振りよく美女と遊ぶホストの姿を見て、ホストになる決心をする上杉と加藤の成り上がりの物語。最高級の鎧に身を包み、女性に奉仕するホストの世界は甘くはなかった!(by sho)

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