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オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】の詳細

あらすじ:

ドイツ・レーゲンスブルクの音楽学校にある“オルフェウスの窓”と呼ばれる古い窓には、ギリシア神話になぞらえた言い伝えがあった。窓から見下ろした時、一番初めに眼界に入った女性と宿命的な恋に落ちるが、その恋は悲劇に終わるという―。 アーレンスマイヤ家の跡取り息子として音楽学校に転入したユリウスは、同日に転入したイザークとオルフェウスの窓で出会う。後日、ユリウスは同じ場所で上級生のクラウスが涙を流している姿を見てしまい…。 歴史と運命に翻弄された人々を描く名作がセミカラー版で登場!

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シリーズ

    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (2)
      池田理代子
      自身が女性であることを打ち明ける決心をしたユリウス。この上ない幸福な気持ちで学内演奏会に赴くが、会場に来たクラウスの婚約者だという美しい女性に激しく動揺してしまう。それでもクラウスが自分の歌を聴くために留まってくれた事実にまた心を満たされる。しかしユリウスはその後、自分たち母娘の秘密を知る主治医ヤーンが母を脅している場面を目撃する。堪らずペーパーナイフを手にしたユリウスは…!?
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (3)
      池田理代子
      クラウス――彼の本当の名前はアレクセイ・ミハイロフ、ロシア人であった。クラウスの秘密を知ってもなお、ユリウスの彼を想う気持ちに変わりはなかった。しかし、ユリウスたちがカーニバルの準備を進めている最中、ロシアと日本の戦争が始まってしまう。異国の戦況に関わらずカーニバルの幕は上がり、ユリウスは学校の出し物に参加するが、そこで事件に巻き込まれて…!
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (4)
      池田理代子
      父の急死により、男としてアーレンスマイヤ家の当主となったユリウス。しかし、学校では周囲の男の子たちとの体躯の差を感じる日々を送っていた。 一方、イザークはピアノの腕を認められ、オーケストラと協奏できる機会を与えられる。それを知った同級生のモーリッツはプライドを傷つけられ、イザークとその妹フリデリーケともども窮地に立たせるため画策する…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (5)
      池田理代子
      イザークは生きるため、そして病に倒れた妹フレデリーケのため、酒場のピアノ弾きで生計を立てる覚悟をする。しかし、ふたりの身を案じた令嬢カタリーナから求婚されて…。 クラウスは学校に退学願を提出し、戦争で敗退を続けている祖国ロシアへ帰るという。それを知ったユリウスは、クラウスの乗る汽車を待ち伏せるために必死で馬を飛ばすが…!?
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (6)
      池田理代子
      不審な動きを続ける音楽学校の教師・ヴィルクリヒの正体をついにつき止めたユリウス。しかし既にユリウスの母と約束を取りつけていたヴィルクリヒは、アーレンスマイヤ家への復讐を果たすため、運命のオルフェウスの窓へと向かう…。 一方、イザークの弱みを握ったモーリッツは、それを種にして妹のフリデリーケを意のままにしようとする。兄を深く想うフリデリーケは…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (7)
      池田理代子
      ふたりの姉が命を狙われていたことに気づいたユリウスは、アーレンスマイヤ家への復讐が今もなお続いている可能性に愕然とする。そんな中、ユリウスは校長先生の落とした懐中時計を偶然拾う。それを見て”あること”に気づいてしまったユリウスは、信頼するイザークに言付けを残し、真実を確かめるため校長先生の元へ…!
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (8)
      池田理代子
      ウィーンに留学したイザークは、音楽院で出会ったラインハルトに後ろ暗い過去を指摘されてしまう。その後、ラインハルトが作ったという難解な曲に衝撃を受け、楽譜を求めるが…。 そしてイザークはユリウスへの想いを忘れられないまま、教授の娘であるアマーリエと恋仲になる。しかしそれが演奏に影響してしまい…? 音楽の都・ウィーンを舞台にした第二部が開幕!!
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (9)
      池田理代子
      イザークは世間の評価との乖離に戸惑いながらも、技巧派ピアニストのヴィルヘルム・バックハウスに励まされ、自身の進むべき方向を見出す。しかし、アマーリエが自殺を図ったことを聞いたイザークは、強く責任を感じる。自分本位にイザークを振り回すアマーリエに対し、看護にあたったカタリーナがそれを諭すが…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (10)
      池田理代子
      かつてイザークと同じ酒場で働いていたロベルタがスパイ容疑で逮捕されたことを知り、ロシアから演奏旅行に来ていたバイオリニスト・アナスタシアは…!? その後、ドイツへ強制送還されそうになったロベルタと、イザークはウィーンで結婚することを決める。長年の片思いが報われたロベルタであったが、今までの生活との違いにひどく困惑する。そんな中、世界は第一次世界大戦に突入する…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (11)
      池田理代子
      時は遡り、1893年ロシア――。アレクセイという名の少年は、親を亡くしミハイロフ家へ引き取られる。腹違いの兄ドミートリィに丘に連れていかれたアレクセイは、そこで街の歴史を聞き、兄と”同志”としての誓いを胸に刻む。その後、モスクワで兄と懇意にしていたという女性アルラウネと親しくなる。言われるがまま彼女と行動を共にしていたアレクセイだったが…。混沌とした世界で若者たちはどう生きるのか? 激動の第三部が始まる―。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (12)
      池田理代子
      オルフェウスの窓で出会ったクラウス―もとい、アレクセイに再び会うため、ユリウスは単身ロシアへ。市街戦で流れ弾を受けたユリウスを助けてくれたのは、皇帝の側近・ユスーポフ候であった。革命家であるアレクセイの名を口にしたことでユリウスはユスーポス邸に軟禁されてしまう。しかし、宮廷で絶大な影響力を持つ僧侶・ラスプーチンに目を付けられてしまったユスーポス候は…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (13)
      池田理代子
      ラスプーチンの策略にはまるも、女性であることを証明し窮地を脱したユリウスとユスーポス候。宮廷からの帰り道、再び革命運動の混乱に巻き込まれるユリウス。同じころ、アレクセイはボリシェヴィキの指導者・レーニンの元に向かう途中、憲兵に撃たれてしまう。なんとか路地に逃げ入ると、そこにはユリウスが居て…!?
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (14)
      池田理代子
      記憶を失うもアレクセイの名や吹雪の音に心を乱されるユリウスは、不安からユスーポス候を拠り所とする。そんなユリウスに対し、ユスーポス候も次第に心を寄せる。一方、シベリア流刑となったアレクセイたちは監獄でひどい仕打ちを受けていた。そんな中、同志によりアレクセイの脱走が計画されるが、実行の日に火事が起きてしまい…!?
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (15)
      池田理代子
      ドイツに帰国するためユスーポス邸をあとにするユリウスだったが、ロシア国内で再びアレクセイと偶然出会う。記憶喪失のままでも尚アレクセイへの愛を確信し、アレクセイも今度こそユリウスと二度と離れないと決意する。しかしそれを知らぬユスーポス候が、部下をスパイとしてアレクセイ達の元へ送り込み…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (16)
      池田理代子
      ユスーポス候はついにラスプーチンを葬り、ある計画を推し進める。ユリウスがロシアに残留していることを知ったユスーポス候が計画の日までに出国するよう忠告するが、ユリウスがアレクセイの元から離れることはなかった。しかし、厳しい戦禍の中で倒れたユリウスの身体に異変が…!? 一方、ユスーポス候の遣ったスパイは見事にアレクセイ達の信用を得て…。
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (17)
      池田理代子
      身重のユリウスはアレクセイの生家に身を寄せていたが、暴徒と化した民衆に屋敷が襲撃されてしまう。ユリウスは「アレクセイに頼まれた」と救い出されるが、その実態はユスーポス候の意向であった。自分のせいでアレクセイが危険にさらされることを知ったユリウスが外へ飛び出すと、そこにアレクセイの姿が…! オルフェウスの窓で出会った二人の運命は―!?
    • オルフェウスの窓【セミカラー分冊版】
      (18)
      池田理代子
      故郷レーゲンスブルクに戻るも、すべてを失い抜けがらのようになってしまったユリウス。旧友イザークとともに閉ざされたオルフェウスの窓を見上げていると、かつてアーレンスマイヤ家を調べていた国家警察の男性と再会し、ユリウスはひどく動揺する。後日、アーレンスマイヤ家の庭から”あるもの”が掘り起こされて…!? 愛と歴史が交錯する感動巨編、ついに完結!

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