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小説家の夢はケダモノの夢 (1巻)
著者  :夏目かつら
出版社名:グループ・ゼロ
掲載誌 :男子上等!

小説家の夢はケダモノの夢の詳細

あらすじ:

中町 夢、19歳。職業、家政夫。養護施設出身。今は同じ養護施設で育った仲間で幼馴染の拓斗と暮らしている。彼は俺の恋人…の筈なんだけど、正直俺は、拓斗の事が怖くなる時がある。拓斗は時々酷く暴力的で、かと思えば急に優しい。愛されているのか解らない…けど、拓斗がいなければ俺は一人だ。だから俺は拓斗の言う通りにする。拓斗が裏で何をしているのか薄々気付いていても、俺には確認する事は出来ない……。そして俺は、拓斗に言われるままに家政夫としてある家に行き、彼に出会った。疑心暗鬼に駆られた人を信じない孤独な小説家、泉 成悟に。彼と出会い、彼の孤独に触れて俺は初めて、拓斗に言えない秘密が出来たんだ…。

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シリーズ

    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (2)
      夏目かつら
      強引な犯罪まがいの行為。それなのに俺は何故かこの小説家の先生を嫌いになれなかった。何故だろう…。そして初めて拓斗に言えない自分だけの秘密が出来た。ある日職場に行くと、成悟さんからプレゼントが……。…誰かにこんな事して貰うの、初めてだ…。
    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (3)
      夏目かつら
      未だに成悟さんが何故俺を抱くのか解らないけれど、俺にとってこの家は確実に居心地の良い大切な場所になっていた。だから…拓斗に命じられた「仕事」をなかなか実行できない。ある日、大雨でビショ濡れになった俺が浴室を使わせて貰っていると、着替えを持って来てくれた成悟さんに裸を見られてしまった。俺の体には拓斗に殴られて出来た痣が…。
    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (4)
      夏目かつら
      成悟さんが次回作の取材で地方の温泉宿に行く事になった。サポートで俺もついて行って良いって!成悟さんと二人きりで旅行…。緊張するけど正直初めての温泉が楽しみだったりもして……。浮ついていた俺は、成悟さんが俺の体の痣を見て何かに気付いていた事に、全く思い至らなかったんだ…。
    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (5)
      夏目かつら
      いつも怖かった。捨てられて、一人になる事が。誰にも必要とされず、誰の記憶にも残らず、この世に存在している事が。だから成悟さんの言葉が本当に嬉しかった。自分が産まれて来た事、赦されたみたいで…。この人の中にはちゃんと…自分が生きている。だのに俺は、これから成悟さんを裏切ろうとしている。そうする以外の生き方を、俺は…知らない。
    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (6)
      夏目かつら
      拓斗が来てしまった。もう俺の正体がバレるのは時間の問題だ。俺は…どうしたらいい?もう誰も傷付けたくない。裏切りたくない。逃げ続ける日々から脱却したい。…変わりたい。そして成悟さんを、守りたい…!
    • 小説家の夢はケダモノの夢
      (7)
      夏目かつら
      これまでの全てを響平さん達に話し、拓斗と主犯は逮捕された。そして俺は少年院へ…。退院の日、成悟さんが迎えに来てくれていた。こんな俺に、「おかえり」と言ってくれた。でも俺は…。『小説家の夢はケダモノの夢』注目の最終巻!!

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