篠原とおる
廃坑になった鉱物所の巨大な煙突が不気味にそびえ立つ岩坂島、通称「煙突島」の近海で3件もの他殺死体が打ち上げられた。その謎を解くべく、調査に訪れた三夏とリン。一見、平和でのどかに見えるものの、よそ者との接触を避けるかのように一切の口をつぐむ島民たち。手がかりもつかめず、戸惑いながら、夜を迎えた二人は正体不明の男たちに襲われる!辛くも撃退したものの、島の警察官も島民たちも何も知らない、我関せずという反応。事態の打開を図るため、島の村長の元を訪れた三夏だったのだが……。無法がまかり通る辺鄙な小島を舞台にした「無法煙突島の巻」ほか、3作品を掲載!目次15年目の鐘の巻無法煙突島の巻聖ナバロン高の怪の巻蠢く影に犯人を見た!?の巻