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弔鐘はるかなり (1巻)
著者  :影丸譲也・北方謙三
出版社名:グループ・ゼロ
掲載誌 :マンガの金字塔

弔鐘はるかなりの詳細

あらすじ:

神奈川県警の刑事・梶は、同僚の吉村が惨殺され、気のいい売春婦・ミミまでが射殺されたことに怒り、復讐を誓う。麻薬密売組織の虎籐組や一竜会を叩くが、空振りに終わり、拳銃密売組織に狙いを移した。一番怪しい人物は高崎、だが彼は胆石手術で入院中だった。そのうちに、吉村の遺品を処分した者が浮かび、追った梶は虎籐組の大和田と下山を射殺してしまう。ところが彼らは、吉村殺害の犯人ではなかった。梶に反目する刑事の須藤が彼等のアリバイを立証し、梶は警察を去ることになる。病院から高崎が消え、捜査は振り出しに戻った。梶は貿易会社を譲り受けて、社長業に専念する。

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シリーズ

    • 弔鐘はるかなり
      (2)
      影丸譲也・北方謙三
      梶は高崎を見つけ出したが、刑事に邪魔されて逃がしてしまった。県警は動きを潜め、麻薬取締官が多数活動し始める横浜。大事件の予感が…。高崎の帰国を知らせた、麻薬組織の大ボス・陳に会う梶。高崎の愛人・道江が殺された後、娘の明美も行方不明になっており、高崎は娘を捜していた。梶は一竜会の木島から、麻薬の香港ルートが危ないことを聞き出す。誰が画策しているのか? 明美の名前を使って、高崎をおびき寄せようとする梶。
    • 弔鐘はるかなり
      (3)
      影丸譲也・北方謙三
      虎籐組の麻薬供給源が香港ルートであり、千葉の東神会と一竜会が手を組んで他のルートを統合し、香港ルートのボス・陳を狙っていることが判明する。厚生省の取締官・藤井が捕らわれていたのを、梶が助けた。また梶の張った罠に木島が掛かり、高崎も現れて、全てを語る。陳の本名は佐藤といい、道江の父親だった。吉村を惨殺したのは、陳の部下なのだ。道江を殺したのは、東神会だった。梶は拷問した木島に虎籐組にやられたと言わせて、抗争に火をつける。しかしなぜか、抗争は大きく広がらず、矛先は梶の方に向いてきた。
    • 弔鐘はるかなり
      (4)
      影丸譲也・北方謙三
      一竜会は治療した医師からの情報で、木島を拷問したのが梶だと知ったのだ。梶は彼等と通じている須藤を脅して、一竜会に手を引かせる。そして再び、一竜会と虎籐組が戦うよう仕向けた。抗争は拡大し、東神会も参入する。もう一つのルートの黒幕が、東神会のバックにいる桐島だった。明美の居場所を探り当て、取り返そうと向かう梶たち。しかしそれは替え玉で、明美は香港へ脱出していた。東神会会長が射殺されて、陳が重要参考人として捕まる。引退して香港に行き、明美と余生を送るつもりらしかった。明美の身代わりを連れて追っ手から逃げる梶は、全ての元凶となった桐島を射殺する。

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