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オーイ! とんぼ (1巻)
著者  :かわさき健 古沢優
出版社名:ゴルフダイジェスト社
掲載誌 :週刊ゴルフダイジェスト

オーイ! とんぼの詳細

あらすじ:

とある“事件”からプロゴルファーの資格を剥奪され、世間から逃げるように鹿児島県「トカラ列島」に移り住んだ五十嵐。“日本最後の秘境”とも言われる島で出会ったのは、天真爛漫な女の子、とんぼだった。ところが、“秘境”であるはずの島に手作りのゴルフコースがあり、そこで日頃遊んでいるとんぼは、3番アイアン1本であらゆるショットを繰り出すという天才的なプレーを見せた! 五十嵐はその才能に驚愕するが、同時にとんぼが3番アイアンしか使わないことにも疑問を持つ。そこには、とんぼの心の奥深くに秘められた辛く悲しい過去が……。「週刊ゴルフダイジェスト」連載コミックの単行本化第1弾。

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シリーズ

    • オーイ! とんぼ
      (2)
      かわさき健 古沢優
      “日本最後の秘境”と言われるトカラ列島で暮らし始めた五十嵐は、毎日が戸惑いの連続。生活もさることながら、類まれなとんぼのゴルフの才能にも驚きっぱなしとなる。そんな中、父親が遺してくれた3番アイアン以外のクラブを使うことを強く拒んでいたとんぼが、五十嵐の勧めでウェッジを初めて使うことに。みるみるうちに上達し、次第に自由自在にウェッジを操るようになるとんぼだが、五十嵐はとんぼのゴルフにどこか違和感を感じるようになる。五十嵐の違和感の正体とは何なのか? 「週刊ゴルフダイジェスト」連載コミックの単行本化第2弾。
    • オーイ! とんぼ
      (3)
      かわさき健 古沢優
      職を求めて辺境の地・トカラに移り住んだ元プロゴルファー五十嵐が出会った、類まれなゴルフの才能を持った少女、とんぼ。その才能を世に知らしめたい、とんぼに奥深いゴルフの世界を教えたい、と願う五十嵐は、とんぼを島から連れ出すことを策略するが、島の外の世界にトラウマを持つとんぼは頑なに拒否する。そこで五十嵐は、ある突拍子もない行動をとり、それがさらにとんぼに新たな出会いをもたらすのだった……。果たして五十嵐がとった行動とは? とんぼは島から出るのだろうか? 「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第3弾。
    • オーイ! とんぼ
      (4)
      かわさき健 古沢優
      トカラ島の外の世界を恐れ、島を出ることを頑なに拒否するとんぼに刺激を与えるため、五十嵐は看護師・洋子の姪で九州ジュニア優勝の腕前を持つ「つぶら」を島に招く。 初対面ながら意気投合した2人は、さっそく島のゴルフ場を回ることに。そのコースの過酷さに加え、自由奔放なとんぼのゴルフに驚くつぶらだったが、とんぼとは正反対に再現性の高いスウィングで正確にボールを運んでいく。それぞれ相手のプレーに刺激を受けつつも、次第にライバル心が芽生える二人。果たして“対決”の行方は?「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第4弾。
    • オーイ! とんぼ
      (5)
      かわさき健 古沢優
      つぶらから贈られた5番ウッドによって、様々な新しいゴルフの“技”を学んでいくとんぼ。そんな中、五十嵐は偶然に島のゴルフコースの「設計図」を発見する。さらにその設計図には、これまでプレーしてきたコースの新たなラウンド法が隠されていた。さらに難度が増すそれらの設計は実に見事で、五十嵐は驚愕。別の島に移り住んでしまったという設計者「クタさん」に会いに行こうととんぼを誘う。クタさんとはどんな人物なのか。そして、クタさんに会うことがとんぼにとって大きな成長になると確信する五十嵐の思惑は果たして……。「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第5弾。
    • オーイ! とんぼ
      (6)
      かわさき健 古沢優
      とんぼが住む火乃島のコースを設計した「クタさん」なる人物に会うため、同じトカラ列島の悪礫島を訪れたとんぼと五十嵐。世俗を離れ、ひとり山奥で暮らすクタさんは、意外にも人当たりの良いしゃべり好きの爺さんだった。2人はさっそく、クタさんが悪礫島に造ったたった1ホールのコースを回らせてもらうことに。しかしそこは、景観の美しさとは裏腹に、攻略が難しいモンスターホールだった! どのように攻めようか考えあぐねる五十嵐に対して、とんぼは、クタさんも驚く天性の技術を次々と繰り出し、果敢にアタックしていく。そんなとんぼにクタさんは、これからの“進路”について、奥深いアドバイスを贈るのだった……。「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第6弾。
    • オーイ! とんぼ
      (7)
      かわさき健 古沢優
      悪礫島から戻ったとんぼは、クタさんが造ったモンスターコースでのプレー、そしてクタさん本人との語らいの中から「いろんな世界を見てみたい」という思いが芽生える。これからの人生について悩み、ついに中学を卒業したら島を出る決心をするのだった。その想いを知った島の住民たちは一様に驚き、周囲に“影響”も及ぼすが、「とんぼは『島の子供』」との意識から、とんぼの成長を願って温かく送り出すことに。五十嵐も本土での生活基盤を整えるべく奔走。ついに旅立ちの日がやってくる……。物語の序盤『トカラ編』を締めくくる感動の展開!「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化第7弾。
    • オーイ! とんぼ
      (8)
      かわさき健 古沢優
      長年育ったトカラの島を出て、熊本にやって来たとんぼ。見るものほとんど全てが“未知との遭遇”で大いに戸惑う。連れてこられたのは、五十嵐が土下座までして身元引き受けを頼んだゴルフ練習場だった。その社長とインストラクターの息子はジュニア育成にも尽力していることから、五十嵐の頼みを聞き入れてとんぼを住まわせることに。その際社長は、「ドライバーを打ってみてくれ」と要求。練習場での練習どころかドライバーを打つのさえ初めてで四苦八苦するとんぼに、一抹の不安を覚える。しかし次の日、その不安は驚きに変わることに……。「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミックの単行本化。物語が新たな展開を見せる『熊本編』のスタート。
    • オーイ! とんぼ
      (9)
      かわさき健 古沢優
      「週刊ゴルフダイジェスト」人気連載コミック、『熊本編』の第2弾だ。熊本での生活をスタートさせたとんぼは、練習場のジュニア生と共に、コースでラウンドすることに。生涯初、通常のゴルフ場でのラウンドであったが、故郷のトカラ列島で培った自由奔放なショットを次々と繰り出し、コースを攻略していく。とんぼに対抗意識を持って共にラウンドしていたジュニアの実力者・ひのきとの“対決”も激しいものとなり、スーパーショットの応酬に。とんぼの潜在能力の高さに驚愕したコーチのハジメは、とんぼを九州女子選手権へ挑戦させることを決意。しかし、そこには大きな関門が。新しい高校生活も含めて、とんぼの日常が目まぐるしく変化していく……。
    • オーイ! とんぼ
      (10)
      かわさき健 古沢優
      日々のラウンド練習と周囲の協力が実って、無事、九州女子選手権への出場権を手に入れたとんぼ。クラブも5本から7本に増え、いよいよ準備が整った。そして迎えた大会初日。久々に会った“親友”の安谷屋つぶらは、再会を喜びつつも、とんぼの実力に驚異を覚え、気を引き締める。参加選手がとんぼたちと同世代が多くを占めるなか、とんぼと同組になったのは「島さん」という謎のおばちゃん。小学生の息子を持つこの主婦ゴルファーが、近年競技に出場し続けているのだという。その理由とはなんなのか?もしかして相当の実力者? さらに気になるとんぼのスコアは? 緊張の第1打、ついにティオフ!
    • オーイ! とんぼ
      (11)
      かわさき健 古沢優
      生まれてはじめての試合「九州女子選手権」に出場したとんぼ。島にいたときと変わらない自由奔放なゴルフを展開し、初日を終わってみれば、トータル「67」の5アンダーで単独トップに立っていた。これまで一度もその名を聞いたことのない伏兵の登場に、会場は驚きに満ち溢れる。そして迎えた2日目、同じく初日好成績で上位にいる盟友・安谷屋円(つぶら)、音羽ひのきとともに同組になったのは、謎の黒づくめハーフ美女・栗須エマだった。彼女も“伝説”の実力者で、壮絶な過去を抱えながら復活優勝を狙っていた。互いの意地がぶつかるラウンドは、1番ホールから白熱の展開に!
    • オーイ! とんぼ
      (12)
      かわさき健 古沢優
      「九州女子選手権」で初日トップに立ったとんぼは2日目、世界ジュニア覇者の栗須エマ、日本ジュニア覇者で“盟友”の安谷屋つぶら、そして九州ジュニア覇者の音羽ひのき、錚々たるメンバーでの同組対決となり、互いの意地がぶつかり合う白熱の展開に。すると序盤のホールでひのきに“事件”が起きる。父親から常に「1番」になること強いられているひのきは、心の中の“悪魔”に魅入られてミスを犯してしまうのだった。そのことが最終日、優勝争いまでもつれた4人の戦いに大きく陰を落とすことに……。次第に強まる風の影響でプレーが困難を極める中、どんぼはいかに戦い抜くのか!?
    • オーイ! とんぼ
      (13)
      かわさき健 古沢優
      「九州女子選手権」最終日は、残りホールが少なくなる中、首位に立っている音羽ひのきを、とんぼ、安谷屋つぶら、栗須エマの3人が追う展開が続く。しかしとんぼ以外の3人は同じ組でラウンドするだけに互いをけん制しあって徐々にスコアを落としていき、一方のとんぼは、相変わらず奔放なプレーを続けて次々とスコアを伸ばし、3人に肉薄していく。すると、その状況を意識したとんぼに、「島の皆のためにも優勝したい」という気持ちが芽生え、本人も予期せぬプレッシャーがかかってきてしまう。ついには4人それぞれが心を乱し、ミスを犯してピンチが訪れるのだった……。
    • オーイ! とんぼ
      (14)
      かわさき健 古沢優
      音羽ひのき、安谷屋つぶら、栗須エマの3人が最終組で激しい首位争いを展開してきた「九州女子選手権」最終日。台風並みの強風と互いを意識する中で3人が軒並みスコアを崩し、ついに後半14番でエマが逆転で単独首位に立つ。そんな中、ひとつ前の組でのびのびとプレーしスコアの伸ばしたとんぼも3人の争いに割って入ることに。左足のケガが痛んでスウィングさえままならず抜け出せないエマに対して、どうしても勝ちたいひのきとつぶらが執念のプレーで食らいつき、とんぼもさらに「勝ちたい」という強い意識を前面に押し出す。すると、最終盤までもつれた優勝争いは、意外な結末を迎えるのだった……。
    • オーイ! とんぼ
      (15)
      かわさき健 古沢優
      最後の最後まで音羽ひのき、安谷屋つぶら、栗須エマ、そしてとんぼの4人の激闘となった九州女子選手権は、誰もが予期せぬ驚愕の結果に終わった。そんな余韻が冷めやらぬ中、五十嵐は、とんぼと“盟友”となったひのきを誘い、トカラに向かう。そこでひのきは、とんぼの自由奔放なゴルフを育んだ驚きのルーツを目の当たりにすることに。自然と戦いながらも楽しんでプレーするゴルフ、島の人々の温かさにも触れ、ひのきがこれまで抱えてきた心の中の“闇”は、少しずつ晴れていくのだった。一方、島の人々は久々に会ったとんぼの成長に目をみはり、褒め称えるが、なぜかゴンじいだけは寂しそうで……。
    • オーイ! とんぼ
      (16)
      かわさき健 古沢優
      ひのきと過ごしたトカラの思い出を胸に熊本に戻ったとんぼを待っていたのは、たった7本のクラブで九州女子選手権を制したとんぼに対するマスコミからの取材の嵐だった。しかも、上から目線で物を言うことでプロにも疎まれているゴルフ専門誌の記者・添嶋から、ふだんは意識していなかったスウィングの細かい部分を詰問され、改めて自分は“変わったスウィングをしている”のだと意識させられる。そんな中、世話になっている練習場の娘でプロの有働二子女が出場する試合の観戦にでかけたところ、驚きの展開が……。本編のほか、特別企画として「とんぼ」を愛読する女子プロ・成田美寿々のインタビューも掲載しています。
    • オーイ! とんぼ
      (17)
      かわさき健 古沢優
      九州女子選手権に優勝後、殺到したゴルフ記者から自分のスウィングについて説明を求められたことで、スウィングの形を気にするようになってしまったとんぼ。今まで意識してこなかったことを意識することで、次第に頭がこんがらかり、釣りで言う“おまつり”状態に陥る。プレーもままならず、スコアが出なくなった。そんななか、とんぼにクラブのモニターを依頼するメーカーが現れ、最新のフルセットが提供される。これまでとは全く異なる“現代の”クラブは、飛びや易しさが段違い。しかし、とんぼの戸惑いはさらに増してしまう。この“スランプ状態”から抜け出せるのだろうか……。
    • オーイ! とんぼ
      (18)
      かわさき健 古沢優
      九州女子選手権優勝後、スランプに陥ったとんぼだったが、トカラから熊本に戻った五十嵐の指導で“自分のゴルフ”を取り戻す。そして新たなクラブも手に入れ、とんぼと五十嵐はいよいよ日本女子アマの舞台・奈良に乗り込む。会場には全国から強豪たちが集結、九州女子で覇を競った盟友・安谷屋つぶらとも再会を果たす。しかし選手たちは皆ライバル。九州を制したとんぼも当然、多くの選手からライバルとして注目されることになった。そんなライバルの中には、宿泊先となった寺の身内である「鳴寂」も含まれていた。果たして日本一を争う戦いはどんな展開に!?
    • オーイ! とんぼ
      (19)
      かわさき健 古沢優
      いよいよ幕を開けた、アマチュアNo.1を決める大会「日本女子アマ」。初日、同組になったのは、とんぼが宿泊している寺の小僧・鳴寂だった。ゴルフの師でもある和尚の光琳から「強く叩く」ことを教え込まれた鳴寂は、生来の気の強さも相まって極端なパワーゴルフを展開、ラッキーも味方につけて、コースをねじ伏せるかのようなプレーを見せる。とんぼは、そんな鳴寂に圧倒されて本来の奔放なプレーができず、ずるずるとスコアを落としていくのだった。しかしラウンド後半、ふとしたきっかけから徐々に自分のゴルフを取り戻していく。
    • オーイ! とんぼ
      (20)
      かわさき健 古沢優
      「日本女子アマ」に参戦するとんぼは、同組の鳴寂の攻撃的パワーゴルフ、そしてライバルたちの活躍にも押されたことで流れが悪くなり、盟友・つぶらと競うどころか、カットラインも気になるような順位で初日を終えた。しかしその後、五十嵐や鳴寂との練習で新たな“コツ”をつかみつつ、鳴寂との語らいで互いに打ち解け合う。2日目には敏腕ハウスキャディの的確なアドバイスもあって徐々に本来の力を発揮、鳴寂と共に順位を上げるのだった。そうして迎えた3日目、今度は新たなライバルがとんぼの前に立ちはだかり……。
    • オーイ! とんぼ
      (21)
      かわさき健 古沢優
      3日目を迎えた日本女子アマ。この日とんぼと同組になったのは、幼い容姿ながら20歳という「コガモ」だった。彼女はキャディにつく父の教えによって、恐ろしくプレーが早く、しかも安定したショットを重ねていく。とんぼや同組の野呂は、次第にコガモのペースに飲み込まれていき、調子を崩してしまう。しかし、2人は次第にそのペースに慣れ、自分のプレーをアレンジすることで、好ゲームを展開。一方、鳴寂や他のライバルたちもそれぞれその実力を発揮、2日目までとは違う展開で順位の変動が起こっていくことに……。
    • オーイ! とんぼ
      (22)
      かわさき健 古沢優
      ついに最終日を迎えた日本女子アマ、とんぼは単独3位、ライバルのつぶらに1打差に迫る位置でスタートすることに。朝の練習場からピリピリとした雰囲気が漂っている会場では、上位にいる誰もが優勝を目指して気合十分。とんぼにも徐々に勝利への意識が芽生える。そんな中、つぶらに負けず強敵となるのが、初日から首位を独走するキキ(築山嬉々)だ。アマチュアタイトルを総なめにし、「鬼」の異名をとるキキだが、日本女子アマだけは未冠。果たしてどんなプレーヤーなのか。緊張感たっぷりの3人の最終ラウンドが始まった!
    • オーイ! とんぼ
      (23)
      かわさき健 古沢優
      日本女子アマ最終日、鬼の異名を取るキキが2位に5打差をつける首位でスタートし、独走するかと思いきや、不運も重なりスコアが伸ばせない。一方、追うとんぼとつぶらは着実にスコアを伸ばし、じわじわとキキに迫っていく。するとそれぞれの「勝ちたい」心が1打1打に影響して展開は緊迫。とんぼも普段の奔放なプレーができなくなってくる。さらに前の組の鳴寂、エマ、小鴨も虎視眈々とトップをうかがい、女子アマNo.1を決める大会は、ひとつのミスで優勝争いからふるい落とされる「サバイバルレース」の様相を呈してきた……。
    • オーイ! とんぼ
      (24)
      かわさき健 古沢優
      いよいよ日本女子アマも8ホールを残すのみ。つぶら、とんぼ、キキがデッドヒートを展開するなか、それぞれが引き離されまいと、1打1打、重圧と闘いながらのプレーとなる。2人との駆け引きで勝負しようとするつぶら、ここに来てもなお周囲驚愕のプレーを繰り出すとんぼに、キキの“鬼の心”は大きく揺さぶられて……。すると、こうしてなかなかスコアを伸ばせずにいる3人に、鳴寂、エマ、小鴨がまた追いついてくるのだった。さあ、最後に誰が抜け出す!?
    • オーイ! とんぼ
      (25)
      かわさき健 古沢優
      さまざまな波乱を呼び、激闘を展開してきた日本女子オープンもいよいよ大詰め。あと2ホールとなってまでもトップに並ぶとんぼ、つぶら、キキの3人に、前組の鳴寂、小鴨、エマも優勝の可能性を残すという究極の状況だ。6人それぞれが、心の駆け引きをしながらも、自分のできる最善の1打を繰り出していく。それぞれの個性と技術のぶつかり合いは、ついに最終グリーンまで繰り広げられた。果たして栄光の優勝カップは誰の手に!? そして、ライバルとの戦いを通してとんぼが得たものとは?
    • オーイ! とんぼ
      (26)
      かわさき健 古沢優
      日本女子アマを終え、熊本に帰ってきたとんぼは、本格的にトカラから熊本に移り住んでとんぼを指導し始めた五十嵐から新たな課題を与えられ、再起を期す音羽ひのきとともに、さらなるレベルアップのため、練習に取り組む。そんな中、通学途中に同級生の青年・一馬と出会う。「料理人になって料理で世界を見たい」という将来の夢に真っすぐ向かってゆく彼の姿に触れたとんぼは、これまではおぼろげだった自らの将来について深く考え始める。そしてまた新たな戦いの場へ向かうのだった……。
    • オーイ! とんぼ
      (27)
      かわさき健 古沢優
      九州ジュニアで圧勝し、日本ジュニア出場のため名門・霞ヶ関CCへやってきたとんぼ。その会場でもとんぼのプレーには誰もが驚愕。とりわけ霞ヶ関のメンバーたち驚きは強く、現代の若いゴルファーとは思えぬプレーぶりが「往年の名手のようなプレーだ」と称賛される。これまで数々の試合をともに戦って来たつぶらやひのきらライバルたちも改めて刺激を受け、新たな闘志を燃やす。そして試合後、とんぼは久々にトカラに戻る。育ての親のゴンじいは、島を出てからのとんぼの成長ぶりに目を細めながらも、とんぼの「将来」について想いを語るのだった……。
    • オーイ! とんぼ
      (28)
      かわさき健 古沢優
      日本タイトルを争う試合での活躍が評価され、とんぼは晴れて日本代表チームに招聘される。もちろんつぶらも一緒だ。体力測定に始まり、筋力トレーニングや練習、マネジメントやコース学、メンタルなど様々なことを学んだメンバーたち。それぞれに力を蓄えていく。そしていよいよ、その成果が試される「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」を迎える。世界各国から集まった、一癖も二癖もある強豪たちに対して、チームメンバーに選抜されたとんぼ・つぶら・そして秋田出身の八木小梅は、どのように戦っていくのか?
    • オーイ! とんぼ
      (29)
      かわさき健 古沢優
      とんぼ、つぶら、そして八木小梅が日本代表チームとして戦う「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」。いよいよ3人分かれて各国選手とラウンドがスタートした。国によって、さらに個人によってプレースタイルが異なる中、3人とも刺激を受けながらプレーが進んでいく。特に小梅の堅実で確実性を求めるプレーには、同組の選手も一目置くことに。さらに、ラウンドを終えても寸暇を惜しんで練習する小梅にとんぼとつぶらは脱帽するが、徹底して自分を追い込む彼女には、彼女なりの大きな「理由」があった……。
    • オーイ! とんぼ
      (30)
      かわさき健 古沢優
      日本代表として国別対抗戦「トヨタジュニア」に出場したとんぼだったが、初日・2日目と思うようにスコアを伸ばすことができず、チームのスコアに貢献できない「おみそ」になってしまう。3日目に同組になったのはタイのプリン。コーチをして「心の天才」と言わしめるプリンは果たしてどんなプレーヤーなのか。他の組で戦うつぶらや小梅はそれぞれの戦い方を貫く中、とんぼはプリンから技術やプレースタイル、心までも学んでいこうとする。果たしてとんぼは、「おみそ」の汚名を返上することができるのか……。
    • オーイ! とんぼ
      (31)
      かわさき健 古沢優
      日本代表として国別対抗戦「トヨタジュニア」に出場したとんぼ。初日、2日目と思うようにスコアを伸ばせなかったが、3日目のフロントナインで大爆発する。しかし、同組で回るタイのプリンも決して引けをとらないスコアだった。その後もプリンのプレーに影響を受け、肝を冷やす場面が続いていく。一方つぶらも、同組・タイのマニーに阿藤的な飛距離の差をみせつけられて脅威を覚える。いったいタイの選手たちのこの強さはどこからくるのだろう。小梅も含めて日本チームが試練の連続に見舞われる……。
    • オーイ! とんぼ
      (32)
      かわさき健 古沢優
      国別対抗戦「トヨタジュニア」も最終日。日本とタイとの争いは一層激しくなり、とんぼ、つぶら、小梅がそれぞれ同組の選手との駆け引きを展開する。そんな中、とんぼの組に付く五十嵐、タイのコーチのもとに「ダーウォ」と呼ばれる日本人コーチが現れる。タイの選手とも既知の仲の様子で、彼女たちを優しく見守りながらも鋭い視点で選手のプレーを分析していく。その内容に五十嵐も関心を寄せるが、話は次第に五十嵐の心を揺さぶる展開に。この後のとんぼたちのプレーにも影響が!?
    • オーイ! とんぼ
      (33)
      かわさき健 古沢優
      残りホール僅かとなった国別対抗戦「トヨタジュニア」最終日、日本チームはトップを走るタイチームに追いつくも再び離される苦しい展開となっていた。「このままじゃダメだ」とギアを1段上げるとんぼは、これまで以上に自由奔放で驚きのプレーを次々と繰り出し、巻き返しを図る。小梅も飛ばし屋のライバルに負けない自分なりのプレーで食らいつくが、堅実・正確なプレ―がモットーのはずのつぶらが次々とピンチに見舞われ、スコアが思うように伸ばせない。ついにはとんぼに向けて「らしくない」言葉を発するのだった。果たして日本チームはこの状況を打開してタイを突き放すことはできるのか……。
    • オーイ! とんぼ
      (34)
      かわさき健 古沢優
      最終日、あと数ホールのプレーに優勝がかかる場面となった国別対抗戦「トヨタジュニア」。圧倒的パワーで「ゾウのようなゴルフ」を展開するタイチームのマニーに対し、絶対的な体格差から飛距離で劣る小梅は「アリのゴルフ」ながら細かい技術とマネジメントで対抗し、互角の勝負を続けていく。苦戦を強いられているつぶらも、しんがりを務めるとんぼになんとかつなぎたいと必死にプレーするが、当のとんぼは自分のプレーに納得がいかない場面が続いて心が乱れ始める。それぞれの技術はもちろん、メンタルの強さも問われてくる終盤に向けて、日本チーム3人の運命は……。
    • オーイ! とんぼ
      (35)
      かわさき健 古沢優
      国別対抗戦のチーム戦「トヨタジュニア」最終日、首位のタイに1打ビハインドの日本チームは、3人それぞれ同組のタイの選手に勝つことが目標だったが、なかなか並び、引き離すことができず、一進一退の攻防が続く。常に「この1打」が重要でしびれる展開となるなか、小梅、つぶらはなんとか自分の役割を果たしホールアウト。いよいよ世界一の称号獲得は、とんぼのプレーにかかってきた。すると五十嵐は、ホールアウトが近づくにつれてとんぼのプレーがいつもの伸びやかさを欠いていくことに気づいて憂慮する……。いよいよ激闘、決着のとき!
    • オーイ! とんぼ
      (36)
      かわさき健 古沢優
      国別対抗戦のチーム戦「トヨタジュニア」が終了。ともに戦ったつぶら、小梅らの日本チーム、激闘を繰り広げた世界のプレーヤーたちから大きな刺激を受けたとんぼだったが、翌週の「日本女子アマ」の会場にはその姿がなかった。前年度準優勝者の不在に、ライバルたちも首を傾げるが、そこにはとんぼなりの理由と、新たな決意があった。五十嵐はとんぼの気持ちを理解して今後に期待するとともに、とんぼに「新しいチャレンジ」を提案する。心技体ともに「気づき」を重ねていくとんぼがチャレンジすることとは……。
    • オーイ! とんぼ
      (37)
      かわさき健 古沢優
      シード選手ながら、なかなかツアー初優勝が遂げられずにいた有働二子女。とんぼとのラウンドで、とんぼののびのびとしたスウィングを目の当たりにし、さらに「トヨタジュニア」で戦った世界のライバルたちの話を聞くにつけ、自分の縮こまったゴルフを反省し、スウィング改造を決意する。しかし、そのゴルフは小さな頃から二子女が取り組んできた父・久五郎の教えとは大きく違ったものであり、道のりはそうたやすくなかった。初優勝への想い、自分のプロとしての未来を考えた二子女はもがき苦しみ、ついに大きな決断を下すのであった……。
    • オーイ! とんぼ
      (38)
      かわさき健 古沢優
      主催者推薦でプロトーナメント「軽井沢ゴルフレディス」に出場することになったとんぼ。予選同組になったのは、ツアー17勝で賞金女王にも輝いた実績を持つ朝菜ゆうな。ベテランになってなお抜群のショット力を持つゆうなだが、あることが原因でパッタリと勝てなくなっていた。その理由とは何なのか? かくしてティオフ、とんぼのショットは、朝イチから朝菜やもう一人の同組・夏目珠、そして目の肥えた女子プロファンも度肝を抜かれるものだった。果たしてとんぼのゴルフはこの後もプロの試合で通用するのか?
    • オーイ! とんぼ
      (39)
      かわさき健 古沢優
      「軽井沢ゴルフレディス」に出場したとんぼは、プロの試合の雰囲気に臆することなく普段通りの“曲げ倒す”プレースタイルを貫き、島で身に付けた『原始の球』で挑んでいく。さらに曲げすぎてたびたびピンチに陥るも見事なリカバリーで凌ぐなど、ベテラン・朝菜ゆうなや急成長の若手・夏目珠、そしてギャラリーも舌を巻くプレーぶり。それやはやがて、驚きや感心を超えてプロへの教示ともなり、2人のプレーにも影響を与えていく……。とんぼは果たしてどこまで順位を上げていくのか?
    • オーイ! とんぼ
      (40)
      かわさき健 古沢優
      「軽井沢ゴルフレディス」に出場したとんぼは、初日に単独首位を奪って以降、プロを尻目に快進撃。一時はトップを譲るも常に上位でプレーを続け、3日目後半を迎えても単独首位をキープ。強風となっても得意の『島のゴルフ』で崩れる気配がない。しかし朝菜ゆうな、夏目珠、そして有働二子女らトップを争うプロたちも、それぞれの優勝への思い、プロのプライドをかけて追い上げていく。そうして迎えた最終日だったが、コースに着いたとんぼと五十嵐に意外な事態が待ち受けていた……。
    • オーイ! とんぼ
      (41)
      かわさき健 古沢優
      「軽井沢ゴルフレディス」もいよいよ最終日。朝の『事件』の影響か、単独トップでスタートしたとんぼは1番ホールでいきなりつまづき、同じ最終組でともにバーディ発進した有働二子女、原花英莉に並ばれてしまう。さらに前組の夏目珠、朝菜ゆうなもプロの意地を見せて詰め寄り、優勝争いに加わってきた。それぞれが抱く勝利への想いが交錯し、ピンチとチャンスがそれぞれに訪れるというしびれる展開のなか、優勝の行方はますます混沌となってゆく。とんぼは再び浮上できるか?
    • オーイ! とんぼ
      (42)
      かわさき健 古沢優
      最終日のラウンドが進む「軽井沢ゴルフレディス」。トラブルが重なって順位が後退していたとんぼだったが、徐々に奔放なゴルフを取り戻して再浮上。もちろんプロたちも一歩も引かない。特に朝菜ゆうな、夏目珠はどうしても勝ちたい「事情」との葛藤にも心を砕き、さらに彼女たちを支えるキャディにも個々にプロを支えて勝たせたい強い「想い」があった……。かくして有働二子女、原花英莉らも含めて優勝争いはますます激化。テレビ中継でとんぼを見守るトカラの島民たちの応援の声も高まる!
    • オーイ! とんぼ
      (43)
      かわさき健 古沢優
      「軽井沢ゴルフレディス」最終日もいよいよ後半戦に突入。13番パー5で朝菜ゆうな、夏目珠に原花英莉と有働二子女も続けてトップに並び、さらにとんぼもジャンプアップしてなんと5人が名を連ねる展開に。朝菜はイップスとも戦い、夏目は冷静に自らを律し攻める。アドレナリン全開の原に二子女はベテランの技術で対抗する…様々な妙技を繰り出すとんぼに4人それぞれが自分のスタイルで対抗する一歩も引かない、激しい展開が続いてゆく。果たして優勝争いの行方は?
    • オーイ! とんぼ
      (44)
      かわさき健 古沢優
      最終日の優勝争いがさらに激化した「軽井沢ゴルフレディス」。15番ホールのバーディを決めた有働二子女だったが、とんぼや先行組の朝菜ゆうなもスコアを伸ばして並び、互いに譲らない展開。同じ先行組の夏目珠もとんぼを『真似た』ショットを放つなど必死に食い下がる。そんな中とんぼは続く16番パー5でティショットを曲げてトラブルに。島のみんなの期待に応えたい気持ちに五十嵐の言葉が後押しとなり、とある『奇策』に打って出る。勝負のショットは成功するか?
    • オーイ! とんぼ
      (45)
      かわさき健 古沢優
      「軽井沢ゴルフレディス」最終日も残り2ホールとなったが、未だにとんぼと朝菜ゆうな、有働二子女、原花英莉、夏目珠の5人に優勝の可能性が残されている激戦が続いていた。コースレイアウトや気象条件、そしてなにより他人との心の駆け引きによって1打1打にプッシャーがかかり、皆が必死にプレーする状況。そんな中でもとんぼはさらなるショットの引き出しの多さを披露し、周囲を驚かせる。かくして試合の展開は大きく動いていく……。
    • オーイ! とんぼ
      (46)
      かわさき健 古沢優
      プロの試合で大活躍したとんぼやライバルたちに刺激を受け、自分も再びプロの戦いの舞台へ戻りたいと一念発起した五十嵐。以前ダーウォに勧められていたタイでプロテストを受けることになった。現地ではアイの協力のもと練習を開始したが、タイの住環境はもちろん、何より日本とのコースの違いに戸惑い続け、五十嵐の技術をもってしてもコース攻略のハードルは高いと実感せざるを得なかった。かくして五十嵐の必死の闘いは続く……。
    • オーイ! とんぼ
      (47)
      かわさき健 古沢優
      タイPGAのプロテストを受けることを決断した五十嵐は、試合までの1カ月タイのパタヤで練習に励む。タイのコースの特徴にも慣れてきて五十嵐にもそこそこの自信はあったが、テスト直前ダーウォから、「合格のカギはコースを知り尽くし、ライン読みに長けたキャディ選びだ」とアドバイスを受け、開催コース・レムチャバンインターナショナルCCのエースキャディと呼ばれる「プロイ」にアタックしたのだが……。
    • オーイ! とんぼ
      (48)
      かわさき健 古沢優
      タイPGAのプロテストに挑む五十嵐。周りは若くて勢いのある若者ばかりで、特に30歳も年の離れた同組の「ヒート」の超攻撃的に煽られながらも熟練のゴルフを展開し、2日目を終えて堂々トップに立つ。キャディのロムとの息も合ってきてこのままトップ合格かと思われたが、自身もトップ合格に執念を燃やすヒートが逆襲を見せ、五十嵐に猛烈に迫って来る。そして、さらに新たな敵が現れて……。
    • オーイ! とんぼ
      (49)
      かわさき健 古沢優
      いよいよ最終日を迎えたタイPGAのプロテスト。五十嵐は3日目に大きくスコアを崩したことから、合格に暗雲が立ち込める。しかも同組はトップ合格に執念を燃やして超強気に攻めるヒートと、その双子の弟・クワイエット。彼には開催コースのエースキャディが付いており、常に安全策に徹するゴルフも脅威だ。両極端な2人に対し五十嵐は、元プロとしての豊富な経験を生かした攻めるプレーで応戦、猛チャージをかけていく……。
    • オーイ! とんぼ
      (50)
      かわさき健 古沢優
      五十嵐が挑戦するタイPGAのプロテストも大詰め。五十嵐は「元プロ」としての高度な技術とマネジメントで凄みのある攻めのプレーを展開、キャディのロムとの信頼感も増し、徐々にスコアを伸ばして双子プレーヤーのヒート、クワイエットを追い詰めていく。果たして五十嵐は2人を上回ってトップ合格できるのか? そして物語は急展開。とんぼが五十嵐に告げたこととは?
    • オーイ! とんぼ
      (51)
      かわさき健 古沢優
      ゴルフダイジェストコミックス
    • オーイ! とんぼ
      (52)
      かわさき健⊥古沢優
      「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」に出場しているとんぼとつぶら。開催国タイのプリンやチョコ、エリカをはじめ世界の強豪との戦いは初日からつば競り合いで、2日目もさらにその戦いは激しさを増す。一方、日本ではひのき、小梅、エマら『盟友』たちがプロテストに挑み、ともに3日目カットからは逃れるも最終日は強風吹きすさぶ難コース・大洗GCに苦戦を強いられていた……。
    • オーイ! とんぼ
      (53)
      かわさき健・古沢優
      とんぼの「盟友」であるひのき、小梅、エマが挑む最終プロテストもいよいよ佳境。難コース・大洗GCに強い風が容赦なく吹き荒れ、3人ともスコアを守るのが精一杯な状況で、果たして上位20名の合格ラインをクリアできるのか? タイで「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」に出場しているとんぼやつぶら、五十嵐も心配する。そしてタイでも、新たな『敵』が登場し……。

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