和気一作・倉科遼
仕手崩れの玉・北辰精器の株2百万株を手に入れた千尋は、それを使って仕手戦に入った。千尋への復讐を狙う片山が、仕手戦に介入。負けたときのことを考慮し、千尋は磯崎の後援会には早めに利喰いさせた。カラ売りで株価を下げ、底値から買いに入る千尋。北辰精器株は、遂に2千円台にまでアップし、千尋は見事に売り抜けに成功した。片山は失脚。磯崎の20億は、100億まで増える。この縁で、後に総理に上り詰める野沢の金庫番になった千尋は、山之内に土下座させる実力者となった。が、バブル崩壊が崩壊して…。銭の華が咲き乱れる、バブル時代を舞台にした女相場師のドラマ、ここに完結!